W-ZERO3 UtilityPlus   
version 2006.02.20

(c)2006 有限会社MCF
Programmed by まかべひろし



目次

  概要このソフトはどんなものなのか簡単に
  注意事項使う前に必ず一読してください
  動作対象使える環境はどんなかな
  インストール/アンインストールcabファイルでのインストールです
  使用方法:起動と終了起動方法を覚えてください
       起動の仕方
       終了の仕方
       メニュー
  使用方法:アドバンスドモードの切り替えより多彩な機能を使うために
  使用方法:キーカスタマイズキー割り当てを変えてしまおう
       キーのカスタマイズ
       機能:アプリ起動
       機能:1行電卓
       機能:テンプレート挿入
       機能:クリップボード履歴
       機能:キーマクロ録画/再生
  使用方法:プリセットキー情報を覚えておきます
       プリセットの作成
       プリセットのアプリ割り当て
       プリセットのコピー
       プリセットの初期化
       プリセットの削除
  使用方法:TipsW-ZERO3をより使いやすく
       01:高速化
       02:便利機能
  使用方法:アドバンスドメニューアドバンスドモード時の追加メニューです
       キー定義のコピー
       長押しの設定
       SIPの設定
  使用方法:MS-IMEパッチMS-IMEをより便利に
       基本パッチ
       「文字」キーの動作を拡張する
  使用方法:ATOKパッチ免責ではありますが
       基本パッチ
       「文字」キーの動作を拡張する
  バージョン情報本体ファームバージョンも確認可能
  既知の問題ご確認下さい
  謝辞感謝いたします
  更新履歴公開した履歴です
  奥付連絡はこちら



概要

 本ソフトは、WILLCOM端末「W-ZERO3」用のユーティリティプログラムです。
以下のような特徴があります。

・内蔵キーボードの細かいカスタマイズが可能。
・プリセットで、使うソフトごとのキーカスタマイズを自動切り替え。
・Tips形式で安全にレジストリカスタマイズ。
・ソフトウェアリセットが可能。
・ATOK for PocketPC 導入時、問題の解消および操作性の向上。

以下のソフトが導入されている場合、連携し、より便利に扱うことが可能です。
・gsGetFile.DLL ( http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2039/ )



注意事項

このプログラムはフリーソフトウェアです。
著作権は、有限会社MCFが保持します。
このプログラムの使用による、いかなる損害に対しても、作者は責任を負いません。

再配布に関しては無償である限りご自由に行ってください。ただし、オリジナルの形でのみお願いいたします。
雑誌等の付録やフリーソフト集への収録等、金銭が発生する場合はご一報ください。

作者への要望、質問、バグの報告等は、有限会社MCFメールフォームをご利用ください。
連絡先は奥付をご覧ください。



動作対象

本ソフトの動作対象環境は以下のとおりです。

・WILLCOM W-ZERO3(WS003SH)
販売:WILLCOM
開発:SHARP



インストール/アンインストール

同梱の「WZERO3UPP.CAB」をActiveSyncや、miniSDカード経由などで端末上にコピーします。
端末上で「ファイルエクスプローラ」などを用い、「WZERO3UPP.CAB」をタップしますと、以下のような画面が表示されます。


▲この画面が出た場合、インストール先を選択してください。



▲インストール完了!

インストールが終了しますと、上記のような画面が出ます。

本ソフトは、 \Program Files\WZERO3UPP\ にインストールされます。設定のセーブデータも同じフォルダに保存されます。
また、スタートアップにショートカットを作成し、再起動時に自動的に起動するように設定されます。
必要ない場合は、\Windows\スタートアップ\W-ZERO3 UtilityPlus.lnk を削除してください。

アンインストールは、「スタートメニュー」→「設定」→「プログラムの削除」より、W-ZERO3 UtilityPlusを選択し、削除してください。



使用方法:起動と終了


起動の仕方
「プログラム」フォルダの中に「W-ZERO3 UtilityPlus」が登録されます。タップで起動します。
以下のような画面が起動します。


▲「スタートメニュー」→「プログラム」で開く

起動プロセスは、以下の3通りのいづれかになります。
・初回起動時:設定画面が起動。
・通常起動時:スプラッシュ画面表示後、設定を読み込み、常駐。(設定画面は起動しません)
・2重起動時:設定画面を表示。


終了の仕方

▲右下「Menu」→「終了」を選択

画面右下「Menu」より「終了」を押すと、以下のような画面がでます。


▲各機能を使う場合は「はい」を選択

「はい」を選ぶと、常駐します。
「いいえ」を選ぶと、プログラムを終了します。
「キャンセル」を選ぶと、終了するのをキャンセルします。

キー設定を有効にするには、常駐するようにしてください。
また、右上の×ボタンではプログラムは終了しませんので、ご注意ください。

画面左下「隠して常駐」を押すことで、すぐに常駐することができます。
また、本アプリを最前面でなくすことでも、自動的に消えて常駐します。


メニュー
画面右下「Menu」を押すことで、メニューを表示します。


プリセット 
 新セット追加新しいプリセットを追加します。
 セット名変更現在選択中のプリセット名を変更します。
 セットのコピープリセットの内容を別のプリセットに上書きします。
 アプリ割り当て使っているアプリにあわせて自動的にプリセットを切り替える機能の設定を行います。
 セットの初期化現在選択中のプリセットを初期化します。
 セット削除現在選択中のプリセットを削除します。
Tips 
 01:高速化高速化に関するTipsを表示します。
 02:便利機能便利に使うためのTipsを表示します。
ATOKパッチ ATOK for PocketPC使用時に便利なパッチをあてます。
MS-IMEパッチ MS-IME使用時に便利なパッチをあてます。
再起動 
 ソフトリセットソフトリセットを行います。
バージョン情報 本ソフトおよび本体ファームのバージョンを表示します。
終了 本ソフトを常駐もしくは終了します。




使用方法:アドバンスドモードの切り替え

アドバンスドモードとは、通常よりもさらに強力な機能を使用するために、制限解除したモードです。
アドバンスドモードに変更すると、以下の機能が追加されます。

・キーカスタマイズを、長押し対応にする。
・キーカスタマイズを、ハードウェアボタン対応にする。
・クリップボード履歴機能を追加する。
・キーマクロ機能を追加する。

これらは、通常機能より複雑な機能となっています。より多彩な機能を求める場合に、アドバンスドモードにしてください。

アドバンスドモードに入るには、画面右下「MENU」より「バージョン情報」を選択します。
この画面で、左下「アドバンスドモード」にチェックを入れてください。


▲バージョン情報で、アドバンスドモードにチェック

▲ダイアログ通り、一度終了させてから再起動

チェックを入れた後、「MENU」から「終了」をし、「いいえ」を押してから本アプリを再起動すると、アドバンスドモードに入ります。




使用方法:キーカスタマイズ


キーのカスタマイズ


キーのカスタマイズでは、好きなキーに、別の文字や機能を割り当てることが可能です。


(1)中央左「同時押し」から、モードを選びます。
 
▲キーモードではほぼすべてのキーに機能割り当て可能

▲ボタンモードはソフトキーにも対応

▲長押しで別機能を当てることも可能です

単独キーキーを単独で押した場合のカスタマイズ
CTRL + キーCTRLキーと、特定のキーを同時に押した場合のカスタマイズ
SHIFT + キーSHIFTキーと、特定のキーを同時に押した場合のカスタマイズ
CTRL+SHIFT+キーCTRLキーおよびSHIFTキーと、特定のキーを同時に押した場合のカスタマイズ
長押し:単独キーアドバンスドモード)キーを単独で長押しした場合のカスタマイズ
ボタン(横画面)アドバンスドモード)横画面時、ボタンを押した場合のカスタマイズ
ボタン(縦画面)アドバンスドモード)横画面時、ボタンを押した場合のカスタマイズ
長押し:ボタン(横画面)アドバンスドモード)横画面時、ボタンを長押しした場合のカスタマイズ
長押し:ボタン(縦画面)アドバンスドモード)縦画面時、ボタンを長押しした場合のカスタマイズ


(2)キーボードの画像から、変更したいキーを選びます。すると、キーが赤く表示されます。

(3)画面下の「キー」から、割り当てたい機能を選択します。
最大4キーまで同時押しを指定することが可能です。
 
▲好きな文字や機能を設定

▲同時押しを設定する場合は2つ目以降を設定

<デフォルト>キーカスタマイズを行いません。
<アプリ起動>そのキーを押したとき、別アプリを起動します。
「オプション」で設定を行う必要があります。
<キー無効>そのキーを無効にします。
<1行電卓>そのキーを無効にします。
<テンプレート挿入>そのキーを押したとき、テンプレートを呼び出します。
「オプション」で設定を行う必要があります。
<クリップボード履歴>アドバンスドモード
そのキーを押したとき、クリップボード履歴を呼び出します。
<キーマクロ録画>アドバンスドモード
そのキーを押したとき、キーマクロの録画を開始します。
<キーマクロ再生>アドバンスドモード
そのキーを押したとき、キーマクロを再生します。
それ以外選択したキーを割り当てます。

カスタマイズを行ったキーには、ピンク丸の印が付きます。



機能:アプリ起動
キーに「<アプリ起動>」を割り当てることで、特定のアプリを呼び出すことが可能になります。
キー設定で「<アプリ起動>」を割り当てた後、「オプション」ボタンを押します。

 
▲起動したいアプリと、その引数を指定できます

▲右の「...」ボタンを押すと簡単です

起動したいアプリの実行ファイル、もしくはショートカットと、つける引数を指定してください。
拡張子連動に対応していますので、テキストファイルなどのデータファイルを指定すると、その拡張子に割り当てられているアプリを起動します。

なお、ファイルを選択する際、ファイル選択ダイアログを使用します。PocketPC標準のものでは選択できないファイルが存在しますので、以下をあらかじめ導入しておくことをお勧めします。
・gsGetFile.DLL ( http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2039/ )


機能:1行電卓
キーに「<1行電卓>」を割り当てることで、1行電卓を呼び出すことが可能になります。
 
▲計算式を入れれば・・

▲その答えが入力されます

この1行電卓は、入力した計算式の「答え」を、キー入力するものです。
計算式は、「1+2+3」のように記述します。使用できる記号は以下の通りです。
0123456789数値
+加算
-減算
*乗算
/除算
%除算の余り
^べき乗
&ビット演算 and
|ビット演算 or
( )優先演算(かっこ)

数値は、整数のみを使用することができます。小数点の計算はできません。
「0xa1」のように、頭に「0x」(数値のゼロと小文字のx)とつけると16進数として計算します。
「0b1100」のように、頭に「0b」(数値のゼロと小文字のb)とつけると2進数として計算します。
「0o167」のように、頭に「0o」(数値のゼロと小文字のo)とつけると8進数として計算します。

下のラジオボタンで、出力する進数(通常は10進数)を選択できます。
エンターキー、もしくは「答え送信」を押すことでで計算結果をキー入力します。
BSキーで計算式を消すか、×を押すことで1行電卓を終了します。



機能:テンプレート挿入
キーに「<テンプレート挿入>」を割り当てることで、定型文の入力が可能になります。
キー設定で「<テンプレート挿入>」を割り当てた後、「オプション」ボタンを押します。

 
▲用意したテキストファイルを指定ください

▲右の「...」ボタンを押すと簡単です

テキストファイルは、以下のようなものを用意します。

$now.year/$now.month/$now.day($now.dayofweek) $now.hour:$now.minute:$now.second
 ∧_∧  +\n(0゜・∀・) ワクテカワクテカ\n(0゜∪ ∪ +\nと__)__) +
まかべです。いつもお世話になっております。

定型文は、1行に1つ、指定できます。先頭から30行(定型文30個)まで有効です。
定型文データには、特別な文字列を書き込むことができます。
$now.year
$now.month
$now.day
$now.dayofweek曜日
$now.hour
$now.minute
$now.second
$$$
\n改行
\tタブ
\\\

このようなテキストファイルを用意し、テンプレート挿入を呼び出すと、メニューが開きます。

 
▲定型文メニューがポップアップ

▲選ぶと入力

この機能は、クリップボードを利用しています
この機能で入力すると、クリップボードのデータが入力する文字列になります。



機能:クリップボード履歴
この機能は、「アドバンスドモード」で起動している場合に有効です。

クリップボード履歴は、クリップボードにコピーされたテキストを監視・保持し、最大30個の履歴の中から選ぶ機能です。
キーに「<クリップボード履歴>」を割り当てることで、保持された履歴からテキストを選び、ペーストすることができます。

 
▲CTRL+Cなどでコピーしたデータがメニューに!

この機能は、クリップボードを利用しています
この機能で入力すると、クリップボードのデータが入力する文字列になります。



機能:キーマクロ録画/再生
この機能は、「アドバンスドモード」で起動している場合に有効です。

キーマクロは、キーの入力そのものを「録画」し、その通りに「再生」する機能です。
キーに「<キーマクロ録画>」および「<キーマクロ再生>」を割り当てることで、マクロの録画と再生を行うことができます。

まず、録画を割り当てたボタンを押すと、画面に「キー記録」ウィンドウが表示されます。
 
▲繰り返し作業を記録しよう

この状態の時、キーボードで操作された内容が記録されていきます。最大64ステップ記録されます。
操作が終了したら、「キー記録」ウィンドウの「REC END」ボタンを押して、記録を終了します。

次に、再生を割り当てたボタンを押すと、録画されたとおりにキーの入力が再現されます。

この機能での記録は、基本的に単独キーでの操作を行います。複雑な操作を記録し、再生した場合、不具合が起こる可能性があります。
操作の際は、データの保存等を行っておいてください。





使用方法:プリセット


プリセットの作成
作ったキーカスタマイズの内容を、プリセットとして記憶しておくことが可能です。
通常作った内容は、「標準」に保存されます。それ以外のプリセットを扱う場合、「MENU」→「プリセット」→「新セット追加」を選びます。

 
▲プリセット名を決めます

▲「プリセット」プルダウンに追加されます

新プリセットを作成すると、新しいキーカスタマイズ情報を作成することができます。
プリセットの変更は、画面中央右「プリセット」にて行えます。


新セット追加新しいプリセットを追加します。
セット名変更現在選択中のプリセット名を変更します。
セットのコピープリセットの内容を別のプリセットに上書きします。
アプリ割り当て前面アプリにあわせて自動でプリセットを切り替える機能の、設定を行います。
セットの初期化現在選択中のプリセットを初期化します。
セット削除現在選択中のプリセットを削除します。




プリセットのアプリ割り当て
前面で使っているアプリによって自動的にプリセットを変更する機能がついています。
「MENU」→「プリセット」→「アプリ割り当て」を選んで、割り当て画面を起動します。

 
▲アプリ割り当て一覧です

▲割り当てがあるとリストに表示されます

新規新しい割り当てを定義します。対象のアプリファイルと、割り当てるプリセットを指定してください。
修正選択中の割り当てを修正します。
削除選択中の割り当てを削除します。
割り当てアプリが前面に
あるとき自動切替
プリセット自動切り替え機能が有効になります。
割り当てが見つからない
アプリの時、自動「標準」切替
割り当てが設定されていないアプリが前面に来たとき、自動で「標準」プリセットに切り替わります。

新規を選ぶと、以下のような画面になります。

 
▲アプリのexeファイルと、対応するプリセットを指定

▲PocketWordを指定してみました

なお、アプリファイルを割り当てる際、ファイル選択ダイアログを使用します。PocketPC標準のものでは選択できないファイルが存在しますので、以下をあらかじめ導入しておくことをお勧めします。
・gsGetFile.DLL ( http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2039/ )


プリセットのコピー
特定のプリセットから、別のプリセットに、キー設定内容を上書きコピーします。
「MENU」→「プリセット」→「セットのコピー」を選んで、コピー選択画面を起動します。

 
▲コピー元とコピー先を選びます

上書きコピーですので、コピー先の情報は消えてしまいます。


プリセットの初期化
現在選択しているプリセットを初期化し、すべてのキーカスタマイズを「<デフォルト>」にします。
「MENU」→「プリセット」→「セットの初期化」を選びます。すると、確認ダイアログが表示されます。

 
▲本当に初期化するなら「OK」を選びます



プリセットの削除
現在選択しているプリセットを削除します。
「MENU」→「プリセット」→「セット削除」を選びます。すると、確認ダイアログが表示されます。

 
▲本当に削除するなら「OK」を選びます





使用方法:Tips

 
▲右下「MENU」からTipsを選びます。

W-ZERO3をより使いやすくするための機能拡張です。
基本的に、一度適用すれば、本ソフトを起動していなくても有効になるものばかりです。


01:高速化
 

ストレージに関するレジストリを変更し、ストレージキャッシュを有効にして高速化を行います。
「適用」を押すことで、有効になります。


02:便利機能
 

・時計2段表示
レジストリを変更し、画面上部に表示される時計を、年月日を加えた2段表示にします。
「適用」を押し、ソフトリセットを行うことで、有効になります。

・ClearType設定追加
レジストリを変更し、WindowsMobileの「設定」→「画面」にClearType設定を追加します。
「適用」を押すことで、有効になります。




使用方法:アドバンスドメニュー

 
▲右下「MENU」からアドバンスドを選びます。

アドバンスドモード時に追加されるメニューです。


キー定義のコピー
キー定義を「同時押し」モード単位でコピーします。
プリセットの一部を別のプリセットにコピーしたり、ボタンの横画面/縦画面を共通設定にするのに便利です。

 
▲プリセット内でのコピーも可能
 
▲コピー元とコピー先を選択します

なお、コピー元とコピー先のモードは、キー同士、もしくはボタン同士にしてください。
違う場合、コピーを行うことはできません。



長押しの設定
キーの長押しに関する設定を行います。

 
▲長押しとして判別するまでの時間を決めます

IEボタンやメールボタンは、仕様上、この長押し設定は反映されません。
また、長押し判別時間は、キーのリピート時間に影響されます。

SIPの設定
SIP(Soft Input Panel)に関する設定を行います。
縦画面時と横画面時で、標準になるSIPの自動切り替えを行うことができます。

 
▲縦と横で機能を使い分けると便利です

この機能を使う時は、「自動切り替えを行う」にチェックを入れてください。
横画面時、縦画面時それぞれのSIPを選択します。
また、「自動表示ON」にチェックを入れておくと、画面切り替わり時に自動的にSIPが起動するようになります。
(Todayなど、SIPが使えない場合は起動しません)

なお、ATOKのSIPは、選択すると問題があるため、選択できないようにしてあります。



使用方法:MS-IMEパッチ


基本パッチ
W-ZERO3に標準搭載の日本語入力機能「MS-IME」を使用する場合に便利な機能です。

 
▲MS-IMEをより便利に

▲ATOKが導入されている場合は起動できません

・ATOK風キーバインドに変更する
操作方法をATOKのような操作方法に変更します。
このパッチは、適用後ソフトリセットする必要があります。


「文字」キーの動作を拡張する
・「文字」キーを「変換」に置き換える
この機能は、キーカスタマイズより優位に動作するため、この機能を有効にすると、「文字」キーのカスタマイズが効きません。
また、「文字キーの動作設定」ボタンを押すことで、以下のような画面に移ります。
 
▲使いやすいように並べよう

▲かな入力はMS-IMEでは使えません

「文字」キーを押すたびに切り替わるモードを設定します。
同じモードを2つ以上設定することはできません。

・この機能で全角にする際、強制的にローマ字入力にする
この機能を有効にすると、「文字」キーで全角にする際、強制的にローマ字入力に切り替えます。

・この機能で全角にする際、強制的にかな入力にする
この機能を有効にすると、「文字」キーで全角にする際、強制的にかな入力に切り替えます。
(MS-IMEでは使用できません)



使用方法:ATOKパッチ

W-ZERO3に JustSystem様の ATOK for PocketPC(以下ATOK)を導入した場合に便利な機能です。
ATOKは、W-ZERO3に対応していないため、インストールする場合も、本ソフトの機能を用いる場合も、自己責任の上で行って下さい。

なお、ATOK for PocketPC をインストールする際、以下をあらかじめ導入しておいたほうが良いかもしれません。
・Def Sip Changer ( http://d.hatena.ne.jp/KOTETU/00000110 )

基本パッチ
 
▲ATOKを使うには必須です

▲ATOKが導入されていないと起動できません


・予測変換中のキー定義を変更する
ATOKには、予測変換という便利な機能があります。候補を選択する方法として、TABで選択できるのですが、それ以外の操作方法を選択可能にするパッチです。
 
▲予測変換操作を拡張します

選択:SHIFT+左右、決定:SHIFT+ENTER、辞書:SHIFT+上
選択:左右、決定:下、辞書:上

この機能は、予測変換ウィンドウ表示時のみ有効です。


・ATOKファイルを削ってダイエットする
ATOK を導入しますと、およそ 4.3MByte のファイルが作成されます。この中から、常用に特に必要ないファイルを削除する機能です。
ただし、一度削除したファイルは ATOK を再インストールするまで復活しないので、注意してください。

「ATOKファイルを削ってダイエットする」ボタンを押すと、以下のような画面に移ります。
 
▲要らないファイルは消してメモリを空けよう

各「削除実行」ボタンを押すことで削除します。


「文字」キーの動作を拡張する
・「文字」キーを「変換」に置き換える
W-ZERO3に Def Sip Changer および ATOK を導入しますと、通常ローマ字入力になります。この時、「文字」キーを押すとかな入力になってしまう問題が確認されています。
そこで、この機能を有効にしますと、「文字」キーを「変換」キーに置き換え、「文字」キーを押すことで全角/半角の切り替えが可能になります。
この機能は、キーカスタマイズより優位に動作するため、この機能を有効にすると、「文字」キーのカスタマイズが効きません。
また、「文字キーの動作設定」ボタンを押すことで、以下のような画面に移ります。
 
▲使いやすいように並べよう
 
▲全角、半角切り替えを1発で

「文字」キーを押すたびに切り替わるモードを設定します。
同じモードを2つ以上設定することはできません。

・この機能で全角にする際、強制的にローマ字入力にする
「ライトメール」など、一部のアプリでは、強制的に「かな入力」にされてしまいます。
前項の機能とこの機能を有効にすると、「文字」キーで全角にする際、強制的にローマ字入力に切り替えます。

・この機能で全角にする際、強制的にかな入力にする
この機能を有効にすると、「文字」キーで全角にする際、強制的にかな入力に切り替えます。




バージョン情報

 

「MENU」「バージョン情報」を選択すると、バージョン情報が表示されます。
ここでは、本ソフトのバージョンと、W-ZERO3本体のファームバージョンを確認することができます。
また、アドバンスドモードに入ることが可能です。



既知の問題

Q.
W-ZERO3標準の「ボタン設定」で、IEボタンやメールボタンに長押しでアプリ起動を行うように設定し、UtilityPlusではそれらを<デフォルト>にしておくと、長押しボタンでアプリを起動した時に、タイトルバーが変化するまで時間がかかる。

A.
数秒待つことで、タイトルバーは起動したアプリ名に変化します。また、UtilityPlusの長押しでアプリを起動するように設定することで、回避することができます。




謝辞

本ソフトは、gsGetFile.DLL に対応させていただきました。非常に有用なソフトを公開いただき、感謝いたします。
・gsGetFile.DLL ( http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2039/ )

本ソフトのTipsは、各Webサイトで拝見したものを実装しております。その一覧は以下の通りです。有益な情報の公開に感謝いたします。

No. サイト名および名前 URL
01 PocketPC Addict ( Tim Nguyen 氏 ) http://www.pocketpcaddict.com/modules.php?name=ForumNews&id=5634
02 NARi半額処分 ( NARi 氏 ) http://d.hatena.ne.jp/NARi/20051211
  タイとPDAとモバイルと ( siam_breeze 氏 ) http://siam-breeze.seesaa.net/article/1703497.html
ATOK TK-BLOG ( tk109 氏 ) http://tk109.matrix.jp/blog/archives/001161.html
MSIME Kzou’s Diary (^^ゞ ( Kzou 氏 ) http://d.hatena.ne.jp/kzou/20051215/1134595175


開発時、多くのβテスタの方に協力いただきました。ありがとうございます。特に、βテスタをまとめられ、画面レイアウトを作成して下さったkzou氏に感謝いたします。



更新履歴

2006.01.15. β版公開。
2006.01.25. 正式版公開。
26. ・ALTキーを割り当てた場合、押下され続ける問題を修正。
・誤植「適応」を「適用」に修正。
・ダイアログフォントを Tahoma に変更。
02.05. ・起動時のキーフックに失敗した場合、ダイアログ表示を追加。
・常駐時のメモリ使用量を大幅削減。
・キーボード画像の変更。
・Tips02:時計2段表示に、表示形式を追加。
・同時押しメニューの文言表現の変更。
・アドバンスドモード搭載。
・(アドバンスドモード)クリップボード履歴機能の追加。
・(アドバンスドモード)キーマクロ録画/再生機能の追加。
・(アドバンスドモード)同時押しメニューに、長押し:単独キーの追加。
・(アドバンスドモード)同時押しメニューに、ボタン系およびその長押しの追加。
・(アドバンスドモード)キー定義のコピー機能の追加。
02.05a. ・キーカスタマイズで、SHIFTを絡めた一部のキー(?<>)が、状況によって正しく入力できない問題を修正。
16. ・IEボタン、MAILボタンの長押し時、アプリ起動を設定していた場合に2重起動していた問題を修正。
・SHIFT+Aなどの操作を行った時、SHIFTを押した時点から長押しカウントが始まっていた問題を修正。
・スプラッシュスクリーンの変更。
・バージョン情報画面の変更。
・(アドバンスドモード)SIPの設定機能の追加。
・アプリ容量の軽量化。
20. ・SIPの設定機能を使用時に、レジストリに必要の無いキーを作成していた問題を修正。
・起動時に v2006.02.16 で作成していた必要のないレジストリキーを削除する処理を追加。



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